【感想】川口俊和「コーヒーが冷めないうちに」後悔を残さないために今あなたが出来ること・・・




こんばんは。朝木です。今回は川口俊和先生の

「コーヒーが冷めないうちに」

読了いたしました。

あらすじ

過去に戻れる喫茶店を訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

帯より抜粋

感想

「4回泣けます」本書を紹介する帯に、このような記載がありました。この言葉の通り本書は感涙不可避な感動する4つの物語から編纂されており、どの物語にも非常に深いメッセージが込められておりました。そのメッセージはどれも私の生活において、1つの判断基準として大きな役割を担うことになるでしょう。座右の銘になると言っても過言ではない、それほどまでに心に残る物語でした。

恋人

対人関係において「理解していたつもり」でいることに私たちは気づかなければならない。相手の秘めた思いを汲み取ることの難しさ、そして本心を口にすることの羞恥心。何気ない日常の中にヒントは散りばめられているが、それに気がつくか気がつかないか、そして本当に理解しているのか、理解したつもりでいる」のか。この部分が大切な人との関係において一番重要なのだと本章を通して感じました。

プライドが邪魔しようと羞恥心に負けそうになろうとも本心を口にする場面では、なけなしの勇気を振り絞ってでも言葉にしなければ、きっと後悔することになる。本章からは想いを言葉にする勇気の大切さを学びました。

夫婦

長年連れ添った夫の記憶から少しずつ姿を消していく妻。覚悟は出来ていると口にしていたが、現実として目の前に現れた時の残酷さは想像を容易に超えてくるのであろう。「覚えたことから悟る」ことを覚悟と言うが、覚えたこと以上の衝撃であれば、受け止めきれずに崩れてしまうのはもはや必然。その辛さを想像した時、やり場のない悔しさに胸の内が非常にざわついた事を覚えています。

しかしながら本章に登場した夫婦の姿は誰もが羨むような理想の関係性でした。房木の綴った手紙には二人の絆の証が宿っており、非常に温かな気持ちに満たされました。忘れたくても忘れられない記憶、忘れたくないのに忘れてしまう記憶。上手くいかない不条理な世の中だからこそ、一人で生きていけないからこそ、私たちには大切な人との支え合いが必要なのでしょう。大切な人との記憶や思い出はこの先も一生大切にしたいですね。

姉妹

今生の別れとは突然に訪れるものである。そしてきっと誰もが後悔するのだ。「この日が最後になるとわかっていたら」と。残された者の苦しみとは永遠にじわじわと心に住み着くものです。本章のような物語を通すたびに、一日一日悔いの残らないように過ごしてやろう。そう心の中に浮かんできますが、毎日全力疾走というのも中々継続できないものです。

また本心を口にする事の大切さと、その機会を掴む力。人が最も苦手とするものの一つ、それは羞恥心だと私は考えます。自身の本心を偽りなく相手に伝えることは、全てを曝け出すことに等しい。その際の羞恥心と言ったら赤面ではおさまりませんよね。

親子

どの物語も著者の読者に対する熱いメッセージが丁寧に込められていました。中でも本章のメッセージに最も心を奪われたことを覚えています。「未来や運命を変えるには、選択だけが重要なのではない。当人の心の持ち方が最も重要なのだ」と。これから起こり得る事象に対して、どのような気持ちで向き合うのか。その気持ちの表れの結果として、輝く未来を手にすることが可能となるのです。絶望の淵に立たされた時こそ、当人の生きることに対する潜在能力が覚醒するのではないでしょうか。

最後に

冒頭でも述べたように本書は非常にメッセージ性の強い作品でした。感動はもちろんのこと「人として生きるための強さ」を教わった気がします。

「あなたは今を後悔しないために自分の気持ちに正直に生きていますか?」読後はこのように問いかけられ、座右の銘を得たようにも思います。明日を笑顔で過ごすために、本書に習ってみませんか?




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