【感想】三浦しをん「神去なあなあ日常」林業は面白い。そして自然は美しい。




こんにちは、朝木です。今回は三浦しをん先生の

「神去なあなあ日常」

こちらを紹介していきたいと思います。

【感想】三浦しをん「神去なあなあ夜話」今回も田舎事情に笑い合い涙あり。きっとあなたも自然を好きになる

2017年6月7日

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あらすじ

平野勇気、18歳。高校を出たらフリーターで食っていこうと思っていた。でも、なぜだか三重県の林業の現場に放り込まれてしまい――。携帯も通じない山奥!ダニやヒルの襲来!勇気は無事、一人前になれのか……?四季のうつくしい神去村で、勇気と個性的な村人たちが繰り広げる騒動記!林業エンタテイメント小説の傑作。

裏表紙より抜粋

感想

お仕事シリーズはやはり胸を熱くさせられますね。主人公の成長であったり、人とのつながりであったり。感動が多いことがこのシリーズの醍醐味なのではないでしょうか。「神去なあなあ日常」は登場人物に個性が溢れており笑えるシーンも目頭が熱くなるシーンも多々ありました。良かったシーンを具体的に挙げながら書きたいと思います!

勇気が木に登り切った枝を地上にいるヨキの頭に枝コツコツと切り落としていく部分。ヨキの反応に電車の中でクスッっと笑ってしまいました。するとすぐさま怒鳴るヨキ。怒り方にも性格が出ています。

山の神秘性の1つである神隠し。私自身読んでいて「そんなバカなぁ」って思っていました。けれど実際に神去村の人たちからすれば別に不思議なことではない。私たちが不思議と思うことは、山仕事においては生活そのものなのだと書かれていました。男らしすぎます。カッコイイ・・・

山頂の草の緑に覆われた天然の大広間。そこにそびえたつ一本の桜の大木。とてつもない絶景に違いない。文章の情報を元に頭の中で精一杯想像して、同じ絶景を感じようと必死でした。そのような場所で村の一同を介してお花見・・・楽しいに決まっているじゃないですか!

山火事のシーン。鎮火後ヨキの飼い犬であるノコが不調に。原因は山火事で役に立てなかったと思い込み、自信を失っていたこと。え!?犬が自信を失う!?正直この部分には驚きを隠せませんでした。あり得ないだろうと。ですがよく考えてみれば、私たちも犬が何に責任を感じ、自信を喪失するかなんてわからないわけですよね。この後ノコの自信を取り戻すために、みんなで芝居を打つわけですね。なぜかヨキのお嫁さんのミキさんまでお芝居にひっかけられていましたが。大の大人が犬のために真剣に芝居をする人がいる村。優しいですね。

そして物語のクライマックスである大祭り。この部分の描写は本当に痺れます。樹齢千年は超えているであろう「神木」。高さは30メートルを超え、もっとも太いところで幹まわりが9メートル半を超える大きさ。それを切り倒し修羅に載せ村まで運び下す。スケールが大きすぎます。このお祭り過去に8人ほど死んでいるみたいですよ!?それにこのお祭りで生命の危機に脅かされても「なあなあ」で済まされるという・・・しまいには後の宴会で忘れられているし・・・肝が据わっていると言うのでしょうか・・・

そして恋ですよ!主人公が青年ということもあり、物語の随所随所に恋がちりばめられているんです。この恋は応援したくなる恋です。勇気頑張ってくれ。立派な山男になって振り向かせてくれ

最後に

長々と色々書きましたが、端的に説明すると自然の中でのびのびと一生懸命生活する人たちの日常を感じさせる作品と言うべきでしょうか。それに対し過酷であったり、憧れであったりの印象を抱きました。楽しめる要素はたくさんあるので是非手に取ってみてください。




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